「台風クラブ」と「青木泰憲と点線の星座」と「超右腕」のライブをみた


おつかれさまです。

去る2023年4月16日、ワタシは表題のギグを目撃しました。ワタシ自身ライブハウスに出向くこと自体がじつに約3年ぶりであり、なんか、ただ行ってよかったなーーーだけで過ぎ去ってしまうのも勿体無いような、そんなケチくささから少しばかり書き記しておきます。トイレや電車の中など、どなたかのヒマつぶしにでも活用していただけたら幸いです。

ふう、よし、公開メモ的な感覚で、カタカタと書きなぐっていきますのでしばしお付き合いをば。


えーーーーーーっと、まず、台風クラブが好きです。好きなので、買いました、聴きました、セカンドアルバム、レコードで。

無論、最高。全曲、最高。歌詞、最高。ジャケ、最高。流れも最高。ギターもベースもドラムもぜーーんぶ最高。関係各位、作って届けてくれてあざっすという気持ちになり、観たいな、ライブ観たいなーーーー。岡山来るんじゃーーーー、でもなあ、どうしようかな、なんてモジモジしている内に、共演者(青木泰憲と点線の星座、超右腕)が発表となり、このスリーマン行くしかない!と決意、ぶじ家内の承諾も得ることができ、早々にチケット予約完了、楽しみに日々を過ごしておりました。


そして当日を迎えるわけですが、

朝起きて、あれ?どうも気分が高揚しない。。。

夕方まで、家族と諸々いつも通りの日曜日を過ごし、ライブへの外出時間が近づくにつれ、段々と出かけるのが億劫になったんですね。

うーーーーん、なんだろう、会場で友人や知り合いに会ったらちゃんと自然に挨拶したりできるだろうか、とか、そーいや初めて行く会場だな、若干体調わるいし、というか爆音の地下の密室に数時間1人で酒も飲まず突っ立って?もはやただの苦行では?などなど考えはじめ、まあ、結構な感じで億劫になったんですね。


いや、数日前までめちゃくちゃ楽しみでしかなかったし、実際当日時点でも楽しみなことに相違ないのですが、なんというかまあ、アンビバレントなこの感じも懐かしく数年ぶり。。。


車で1時間30分程度1人でドライブしながら、何度か真剣に引き返して帰宅しようかと悩みましたが、まあほいでも、ライブみたらこんなユーウツ吹きとぶはずさ!と自らに言い聞かせ、言い聞かせながら、なんとか会場に辿り着きました。

うん、ほで会場で受付を済ませ、左手の甲にスタンプ、こんなのもほんと久しぶり、でもすんなりと違和感なく。

扉を開けると、タバコの匂い、ガヤガヤと沢山の人、人、子連れ、ドリンクカウンターとかフライヤーとかの感じ。久しぶりやなあーーーーー、と、この辺りからスーッとテンションが上がりはじめる。あとなんか、子連れ多いなーーー。ごはん食べてきた?お風呂は?寝ないで大丈夫?とか余計すぎるお世話感が頭よぎるも、耳栓してるし、そういやまだ夕方だよな、とか。

会場入りした時点で数人の友人知人を見かけ、すこし談笑。なんか、楽しくなってきたぞ。あーもうライブ始まるっぽい。


「超右腕」1番手ね。よっしゃよっしゃ。


ベーシストとしてステージセンターに位置する安部氏がマイクを通さず「はじめまーす」と一言、すぐさま食い気味(だった気がする)にドラムカウント1.2.3.4から演奏がはじまる。たしかフロアタムでパワフルに刻むエイトビートにキラキラとしたギターフレーズが印象的なイントロの曲だったと記憶しているが、このイントロをくらった時点で数十分前までのユーウツさは完全に吹き飛び、2秒後にはバスドラとフロアタムとスネアが弾き出す力強いリズムに自然と身体が揺れ、完全にもっていかれる。「こいつらなんてまぶしいんだ…100%まぶしすぎるぜ」いやほんとに、ステージに立つロックバンドって、なんてかっこいいんだと、3年ぶりに体感するライブ現場を前に感動ピュアおじさんと化す。かつて甲本ヒロトは「いつでもお前14歳にしてやるぜ」と歌ったが、その瞬間、ワタシはリアルに24歳くらいの感じになり、ときめいたんです(38歳男性)。

メインギターボーカルリリコ氏の「人となにかをすることは難しい。でも、楽しくて、いつまでもやれたらいいな。」なんてストレートな歌詞にドキッとし、ギター道信氏とのツインボーカルの曲など、タイプの異なる歌声の2人の掛け合いもすばらしかった(エラそうなこと言ってすんません)。また道信氏のギターワークも凄まじく、曲後半などでギターを掻きむしるその姿、そのサウンドはさながら初期レディオヘッドのジョニーグリーンウッドのよう(おじさん語彙すんません)。

そして、センターの安部氏がバンド全体の芯を担っているような印象を受け、すごく良いバランスのバンドだなーと感じました(実際のところは知りましぇん)。

なんとなく、正直ライブをみるまではもう少しラフな雰囲気のバンドというイメージだったのですが、めちゃしっかりしてるし、楽しみながらもちゃんとバンドとしての緊張感があって、真剣に音楽に向き合ってることが伝わってきて若干焦る。

超右腕ライブ後に即CDアルバムを購入、購入したはいいが、身につけていた小さめのショルダーバッグにCDが入らず、結局車に置きに行くというマヌケな行動も挟みながら、よし、次のヤツ出てこいや!


はい、「青木泰憲と点線の星座」

よっしゃこい。


これまで青木氏の弾き語りは何度も観たことがあるのですが、「点線の星座」をバックにしたバンド編成は初見。昨年発表されたセカンドアルバム「真際」、2020年に発表されたセヴンインチ「ざわざわ/サマードレス」両音源が大変にすばらしく、生活の中で繰り返し聴いており、楽曲はもう身体に入ってるような状態でした。「点線の星座」メンバーたちが歌に寄り添うように繊細に音を紡いでおり、「ざわざわ」、「サマードレス」などの名曲にガッツポーズ、「スターライト」はたしか最後に演奏されたと記憶してますが、本当にエエ曲や。てな感じで、堪能したのですが、いくつか書き記します。

えっと、中盤くらいに、たしか、ベース松田氏との共作の新曲として「こうしん」(聞き取り違い、記憶違い大いにありえます)という曲が演奏されたのですが、他の楽曲とは少し雰囲気が違い、若干実験的なアンビエントミュージックのような印象を受け、「え、ごっつええ感じやん」と浮遊感に身を委ねておりましたが、唐突に演奏が止まり、こういう曲だったのか、なにか事情で中断したのか、ちょっとよくわからない感じだったので、いずれもう1度聴きたいなと思う。(もしかしたらまた別の曲の話だったかもしれません、だいぶ記憶曖昧、でもこのまま書き残しておきたい)

以下自分のメモ的な内容になりますが、この曲の印象が、最近知ってよく聴いているNUNO CANAVARRO PLUX QUBA」というアルバムに近かったなと。でも、これは単に自分の中の知識に当てはめただけなのかもしれません。

また、青木氏の「血便MC」については会場に笑い声と悲鳴が入り混じっておりましたが、詳細な内容はここでは伏せます。しかしMCで話していた内容にはシリアスなものも含まれており(尻だけに)、この辺りはあらためて最後に触れます。


さて、

青木氏の楽曲は、昔どこかで聴いたような、でも確かに聴いたことはなくて、オリジナルなんだけど、自己主張などの臭みがなく、ゼロからなにかを創作したというよりも、「すでにそこにある歌」を天才職人青木氏が丁寧にすくいあげ、繊細に紡いで形にしたような、そんな不思議な印象を以前から受けてます。それでいて紛れもなく青木泰憲の楽曲とわかる作家性もある。

何が言いたいのか文章力が追いつきませんが、ほら、アレですよ、よく言うじゃないですか、著名な彫刻家とかが、「自分はこの木の中にすでにある形や像をただ彫り出す作業をしただけだ」みたいなやつ。そんな感じです。

あ?例えヘタすぎてわからない?却下。とにかくそんな感じなんだよ!


せいっ!それでは本日の主役、

「台風クラブ」fromキョートのお出ましじゃーい拍手〜。


まずメンバー3人のルックスのバランスが無敵。ロック少年がそのままステージに立ったようなギターボーカル石塚氏、良質な青春映画を生み出しながら、食に関するエッセイを何冊か出版してそうな(妄想設定です)、巨匠感ただようベース山本氏、細身でアンニュイな目つき、どこか妖怪感のある(誓ってnotディス)ドラムス伊奈氏。それぞれ違った雰囲気をまとっていて、どこかマンガの3人組っぽいというか(失礼にあたっていたらごめんなさい)。年齢やキャリアについて詳しく知りませんが、それなりにバンド歴があると思われるのに、台風クラブのまとうフレッシュ感はすごい。

1曲目は「飛・び・た・い」だったかな。あーーーかっけーーーー(この時点で数時間前のユーウツな気分は完全に思い出せない)。


序盤のMCで、石塚氏が超右腕と鴨川で花見をしたという可笑しいエピソードトークの中で、最終的に氏が泥酔し、気がつくと夜道を1人歩いていて、顔半分血だらけやし、という辺りで客席から軽く悲鳴があり、青木氏の「血便MC」然り、「流血」はやはり笑えない表現なんだなと、思ったり。話が逸れましたね。

えっと、まず自分、伊奈氏のドラムがすごく好きです。確かな技術を持ち、たとえば松本隆なんか想起させる歌心満載で抜き差しの妙を感じるドラミング、その上でとにかくエモーショナルで、そんなに力一杯叩かんでもっていうくらいバシャバシャドカドカしたドラム。なんやかんやいってもロックやから、パンクやから、ゴチャゴチャ言わんでええねん的な粗さと繊細さが同居していて、最高です。同じことを石塚氏のギタープレイにも感じました。音源ではかなり熟考、計算されたプレイに感じますが、ライブ時はエモーションの部分を大事にしている印象で、アドリブみたいなフレーズもけっこうあったように思う。音も基本歪ませており、なにゴチャゴチャ言うとんねん!こっちゃロックやから!パンクやから!的説得力がすごかったんです。春なんです。


台風クラブは本当に好きな曲ばかりなので、基本的に全曲ブチ上がりましたが、特に印象に残っているのは「42号線」。これがめちゃめちゃかっこよかったです。おそらく長年演奏している曲っぽいし、凝ったアレンジの多い台風クラブの楽曲の中でもかなりストレートなナンバーなこともあり、演奏が仕上がりきってるように感じました。

グリーンデイ「バスケットケース」の日本語カバー「遠足」も聴けて満足。

ラストは「火の玉ロック」だったと思う。この曲について、超右腕、青木氏ともにMCで触れていましたが、やはり特別な曲だと感じます。ワタシなどはマスクの下で口パクシンガロングしておりましたが、本当に良い曲だ。あとステージ袖でスタッフらしき人たちがブチ上がってる感じもよかった。

本編が終わり、メンバーが捌けるも当然拍手止まず、出てこいや!

アンコールは「まつりのあと」。ファーストアルバムのラストナンバーであるこの曲の、その名の通り「まつりのあと」感にじんわりとするも、客飽き足らず再アンコール。

そりゃあ、「台風銀座」ですよね。例の裏打ちのリズムに心の中でスカダンスをかまし、「たいふーーーー!!!」と心の中でシンガロング(コロナ意識とかではないです)。

ふーーーー、最高だった。。。。


そういえば、メンバー紹介のMCで全員住所を番地まで言っていたのですが、あれはなんだったんだろう。昨今の個人情報やらコンプライアンスやら時代の窮屈さに対するアンチテーゼなのか?(違うと思う)


今回、約3年ぶりにライブをみて感じたこと。


ハナシは青木氏のMCに戻ります。

うろ覚えですが氏のMCを説明的に書くと、「ライブのたびに万全の体調で臨むつもりだが、毎回子どもに何かを伝染され、今回こそはと体調管理に細心の注意を払ってきた。しかし結局直前に腹痛に見舞われ、人生初の血便がでた。なので、なんとか出演できたけど正直万全な状態ではないんです。」というような内容でした。このこととも繋がるのですが、そしておもしろくもなんともないことを言いますが、「1本のライブが何事もなく開催されて、それを観にいくことができる、あるいは出演できることの奇跡感」というのを強く感じました。当たり前じゃないんだよ、というか。

それこそ青木氏はもしかしたら体調不良でキャンセルだったかもしれないし、超右腕や台風クラブのメンバー、だけじゃなく、ライブハウスのスタッフ含め1人でもコロナ等の病に倒れたり、もしかして今日会場入りする途中で事故に遭ったり、突然身内の不幸があったり、地震などの災害が起きたり、バンド内で突如大喧嘩が巻き起こり電撃解散、寝過ごしたなど、当然、全然あり得るワケで、いつ何がどうなるかわからないというのはここ数年特にコロナ以降身に沁みたというか(例えばわれわれfolksは昨年12月に超右腕主催ライブに出演が決まっておりましたが、ワタシがコロナ罹患し1週間前にキャンセルとなった)。

そしてお客さんもそれぞれ1人ひとりいろんな事情を抱えながら、1人ひとりの生活をライブのその日その時間に自発的に持ち寄ってると思うと、なんか、けっこう、すごいことだなと。

出演者含め、別に仕事(賃労働という意味での)でもないし、約束通り集うことに強制力があるものでもなく。

昔はこんなこと考えませんでしたが、歳のせいなのかな?いやそういうワケでもないと思うんですが、そんな当たり前すぎてわざわざ言わんでも、なことを考えました。


あと、普通に立ち疲れた(38歳男性)。


というか、手前も一介のバンドマンなら他人のこと絶賛おじさんしてないでやっていけや!というのはありますが、まあ、かの夏葉社の島田潤一郎氏も「作り手である前にいち読者、リスナーとしてドキドキしていない人には良い仕事はできない」と言っていたし、まあ、恥も外聞もなく、こんなこと書き飛ばしたって、たまにはさ、ええやろ。


folksとしては、この34年メンバーそれぞれに子育てなど家庭の事情が重なってきており、久方ぶりにライブが決まったかと思えばメンバーがコロナに罹り出演キャンセルになったりと、なかなかにフットワークが重くなっておりますが、細々とでも存在し続けたいとは考えておりますので、よろしければ気にかけていただけたらなと。。。


ふう、、、、読み返すと冒頭に「少しばかり書き記す」なんて書いてますね。結局ダラダラと駄文長文となり、失礼いたしました。


これにて撤収します。

最後まで読んでいただいた方がおられましたら処暑!じゃなくて、謝々!です。


なぁーがぁーれぇーぼしにぃー

なぁーまぁーえーなぁーんーてぇーあったかとぉーーー


2023年5月ゴールデンウィークのはじめ

folksのドラム


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「 ロンリーのこと 」

 

おつかれさまです。

 

岡山県は岡山市に現存する天才集団「ロンリー」のファンの者です。

ロンリーについて(この文章を書いている2021年7月時点ではその活動を休止中)、なんとなーーーく、いつか文章にしたいなーーーと考えておりました。

特別なきっかけは無いのですが、なんとなく、君が思い出になる前に、つらつらと、はい、書いてみます。

 

はじめに

 

えーーーっと、時をさかのぼることもう10年ほど前かな(早いもので…)、2011年当時、私は東京都に住んでおり、「そろそろ地元(岡山県美作市)帰ろうかな、ほんでバンドやりたいな」などと考えながら、ドラムとギターの2人で曲作りやバンド妄想を重ねておりました。

 

「岡山でバンドをやる」

当然、「てかさ、岡山ってどんなバンドがいるんだっけ?(当時は東京人だったので標準語ですが、いまなら「ほんで岡山てどんなバンドおるん?」と話します。というか「標準語」って言葉、なんか気持ち悪いですね、標準とか自分で言います?)」と思い、いろいろと調べました。岡山の方はわかると思いますが、岡山県出身といっても、県北と県南ではかなり空気というか文化というか気候まで温度差があり、まあ端的に言うと、「県南は都会、県北は田舎」なんですね。

私たちの地元は県北の美作市というごく小さな市で、津山市が身近な都会、くらいの環境で育ったので、岡山県出身ではありますが、10代の頃に岡山市のライブハウスなんて行ったこともなければ行こうと考えたこともなく(津山K2には通ってました)、高校卒業後に地元を10年程離れており、岡山のバンドシーンのことはほとんど何も知りませんでした。ただもちろん、idolpunchやTest Pattern、手水、dipleg、ケッチ、「skizophreniaなどの津山のパンクバンド」ぐらいは知っていましたが、その程度でした。なので、まだあんまり知られていないような岡山県内のバンドで、グッとくるバンドいないかな~、なんて、いろいろと調べている中で、とあるバンドの情報にぶつかりました。

 

もったいぶってすみません。それが「ロンリー」でした。

 

1.デモ音源の発見

 

今調べてもヒットしませんが、当時のロンリーのHP(?)のようなものの、影響を受けた音楽みたいな欄に、たしか「キミドリ・U.G.MAN・ECD……」と書いてあり、メンバーの写真も掲載してあったのですが、どことなくひょうきんな印象で、「岡山にこんなバンドおるんじゃー」と気になり始めました。

 

その後、岡山のレコードショップ「DIGDIG」(DIGDIGも初めて行ったときはなんかキンチョーしてソワソワしてました、当時すでに20代後半にさしかかり始めていたというのに…)にて、ロンリーのデモ音源(?)を発見し、「お!これだ!ロンリーだ!」と思い、手にとって眺めました。タイトルは「やさしいバンド入門」という、たしか5曲入りくらいのCDR作品で、タイトルからわかる通り、ジャケットは講談社現代新書(あの正方形のやつ)のパロディで、なんとも秀逸なシロモノでした。やっと発見した音源だったのですが、私はなぜだかその時、その音源を買わなかったのです。いまでもなぜ買わなかったのかイマイチ思い出せないのですが、そのタイトルやジャケットから漂う一捻り加えたようなユーモアの秀逸さが、もしかしたら、なんとなく、鼻についてしまったのかもしれません(いまだに後悔しています)。。。

 

2.「ファーストオブ終わり」 そしてライブ初目撃

 

そして、それからしばらくしてDIGDIGを再訪した際に、私は出会うのです。伝説のファーストアルバム「ファーストオブ終わり」に。。。

表ジャケットにはバンド名やタイトル表記は無く、なんともインパクトのある、漫画のようなグラフィティのような、すごく考えられたような何も考えていないような、なんとも言えない一筆書きのイラストが全面にあしらわれており(のちにジローさん画と知る)、一目見て気に入った私は、今度こそ逃すまいと、即購入しました。

帰り道、一人車内で聴きながら、運転中にぶっ倒れそうになるくらいの衝撃を感じ、「こいつあ本物だ…!」と興奮したことをおぼえています(エラそうなこと言ってすんません)。

CDを再生すると、それまでに聴いたことがないような、どこか力の抜けたような、ユーモラスで、でも絶対に本気でやってることの伝わってくるアカペラのラップがはじまり(当時はメンバーがやっていると思ってました、このラップは聴きすぎていまでも空で歌えると思う)、ラストの「おわり~」からの2曲目ブチギレハードコアナンバーの流れで完全に心を掴まれ、からの3曲目永遠の大名曲「ぱらのいど」でひれ伏すしかない…という流れ。「アマチュア」の「プロじゃ無くても、音楽作る」というキラーフレーズに励まされ、最終曲「Cから始まる死」にじんわりして、セミの鳴き声がループするラスト~1曲目に戻りエンドレスリピート、という流れ。

 

少しクサい語りになるんですが、ロンリーのすごいところって、なんとなく、どこか自分たちの表現を一歩離れて、俯瞰して冷静に見ているようなところだと思っていて、「バンド組んで曲書いて、いろんなとこでやるつもり~」と前向きで青春チックなことを歌いながら、その曲のタイトルが「Cから始まる死」だったり、いろんな死に方について歌ってたり、そもそもこのファーストアルバムのタイトルが「ファーストオブ終わり」(終わりの始まり)っていう、最初っからバンドや人生の終わりを見据えているような、どこか醒めた視点があって、でも、だからこそいろんな人のココロに届く、飛距離のある表現になっていると思うんですね。バンドも、人間も、始まったものはいつか必ず終わる。そんな真実というか、大げさに言うと仏教の無常観みたいなものを、サラッと、説教臭さゼロで、ユーモラスに、それはもう見事に表現されている。そんなところに底知れぬすごみを感じるんです。

 

その後、2012年10月14日に津山K2にて、初めてロンリーのライブを目撃。なんとなくキンチョーしているように感じながらも、期待通りのグッとくる演奏で、再び「やっぱし、こいつあ本物だ…!」とガッツポーズ。その日ベースの方(後に青木氏と知る)はベルアンドセバスチャンのTシャツを着用しており、その感じもよかった(メンバー皆いろんな音楽が好きなんだろうな、というのが伝わってきてGOODだった)。ドラムのしんたろう氏(後のロードトリップオーナーのはまい氏である)とわりと話し、彼が岡山ペパーランドのスタッフであることが発覚、その後のfolksペパーランド初ライブ(folks活動初期によく混ぜていただいていたペパーランドの平日ブッキングライブは最高に刺激的だった、またいつか出たいな)に繋がったり(たしかその流れだったと思う)、諸々まあ、印象深いライブでした。

ちなみに、その日初めて見た津山のTHE GOも最高にかっこよかったがそれは余談(お元気でしょうか)。。。

 

 

3.「楽しいvoid」これ凄まじすぎません?

 

それから何度かライブを観に行って、観るたびにカンドーを隠せなかったのですが、やはりその後の「世界の7インチレコードの歴史」に残る歴史的激盤「楽しいvoid」(なんて秀逸なタイトルなんだ…)に収録される「hang over」「セミ」「beer」、このあたりのネクストステージに到達した楽曲群には本当に圧倒され、「こんな凄まじい表現を前にして自分なんかがバンドなんてやっててもいいんだろうか…」と思い悩むほど、いや、たぶんこの辺りからバンドマンとしての嫉妬的感情は薄れ、ただただロンリーの純粋なファンとして加速していく自分がおりました。特に歌詞がどんどん洗練されていくように感じ、言葉として単体でみても、そこらへんの現代詩よりよっぽどキレッキレの「詩」であって、なんなんだこの天才は…と打ちのめされ続けました(そこらへんの現代詩、というのが具体的にどのへんの現代詩なのかはナゾ、ニュアンスです…)。

「いつかパンパースはくからそれまで 黒のコンバース コンパス片手」(hang over)こんな一節、ロンリー以外に書けるヤツおるんか…。

 

ちょうど件の「楽しいvoid」が発表される直前に、われわれfolksの初企画にロンリーが出演、その日は京都のbedやmyexがメインゲストとして来岡、岡山からはaaps、Test pettern trillと、folks史として非常に想い出深い一夜だったのですが、まあそれはこのテキストとはあまりカンケーないので、

 

閑話休題(使い方あってますか?)。

 

「楽しいvoid」のB面に収録されているタイトル曲「楽しいvoid」。この曲については、少し文量を割く必要があると思います。

 

この7インチリリースに至るあたりから、ロンリーは全国のアンダーグラウンドシーンで評価や認知度が高まり、いろんなとこでライブをする機会が増えていっていた印象があるのですが、この曲の中では、そんな活動、生活の中での葛藤が歌われています。先に触れた「ファーストオブ終わり」収録の「Cから始まる死」で歌われていた「バンド組んで曲書いて、いろんなとこでやるつもり~」が、ホントにそうなった時、「あれ?楽しいけど、なんか違和感もあるぞ?」みたいな微妙な心情がストレートかつ詩的に吐露されていて、なんか、7インチレコードのA面B面という構造も手伝って、A面のなんだかんだいって「夏」で「陽」な感じから、B面は雑に言ってしまえば「陰」な感じで、なんか、「夏休みに、けっこう退屈ながらも、なんやかんやで楽しい想い出もできた、けど、結局夏の終わりに家で独りになった時、なんか寂しいし、楽しいふりしてただけかもしんない。まあでもガリガリ君はたしかに美味いよな…」みたいな、全く上手く表現できませんが、そんな感じです。ちくしょうめ。

えーっとまあ、実際に「楽しいvoid」聴いてもらったら理解していただけるのではないかと。

「色んなところに行ってライブする ずっと夢だったこんな生活 だった筈なのにここ最近 パッとしない 腑に落ちない」(楽しいvoid)

「何を聴いても”へぇ~”とか 盛り上がってても”ふ~ん”とか シラけてるのは僕だけが なんだかすごく空っぽな気分」(楽しいvoid)

 

そしてそして、続けますが、曲後半で自然にサラッとTHE CLASHの大名曲「STAY FREE」の一節「GO EASY STEP LIGHTLY STAY FREE」という歌詞を引用し、「まあいろいろ悩むだろうけどさ、ほんでも、気楽にいこうよ」という気分をクラッシュの歌詞に託し、「窓を開けたらクラッシュは曇り空に溶けてった」(楽しいvoid)と表現するあたり、なんとも唸らされます。これが「曇り空が晴れた」とかだったらガッカリするんですが、絶妙に着地しない表現に留めているのがなんとも…。からの最後の一節「そんでsix pack ガリガリ君 買って帰宅するのだ」(楽しいvoid)。

巧い…巧すぎる…。「six pack」というのはおそらくBLACK FLAGの曲名からの引用だと思うのですが(違ってたらすみません…)、それとまさかの「ガリガリ君」箱入6パックを繋げてくるなんて、一体ロンリー以外だれが思いつくんじゃ!(今調べたらガリガリ君の箱パックは7本入りっぽいのですが、そんな真実はどうでもいい)

なんかもう正直、ロンリーがアンダーグラウンドのパンクシーンから高く評価されるのは当然として、一方で谷川俊太郎的なオーバーグラウンドな文化人とかから絶賛されてないとおかしいくらい、表現として洗練されていると(勝手ながら)感じておりました。今でもそう思う。(だからこんな長文を書いている)

 

そして、岡山に、日本に、ロンリーあり、と周りの評価と期待の高まる中、またしてもネクストステージに踏み込んだ傑作が世に放たれます。

less than TVからリリースされたセカンドアルバム「YAMIYO」です。

 

4.「YAMIYO」

 

まずアルバムタイトルは今考えてもどういう意図が込められた言葉なのか、よくわかりません。普通に考えれば「闇夜」と変換でき、これまでの音源タイトル同様、どこか影のあるイメージを想起させますが、真意のほどはわかりません。これはどうでもいい私の持論なのですが、こういった疑問を直接メンバーに問いかけたりするのは野暮だと思っていて、「これはこんなことを意味しているのかな?こんな気分だったんだろうか?」などと想像するのが音楽や表現に触れる醍醐味だと思っているので、ホントのところは別になんでもいいんです。正解を知りたくて音楽を聴いているワケじゃないので。(ウルサイこと語ってしまいすみません。。。)

 

さて、

1曲目「わからない」(これまた秀逸なタイトルだなあ、ちくしょうめ…)冒頭の「こんなんでもミッドナイト 病みたくない からやりたくないことはしない ってわけにもいかない わからない」(わからない)なんて言葉に震え、冒頭からトバすなあこんちくちょう!からの、2曲目ドラムはまい氏の激シャウト「ワーッツァッエンジョーヘイホーリャッレェ~~~~~!!!!」(waht’up enjoy hellhole rat race)でもっていかれ、グングンと作品に引き込まれていきます。

 

このアルバムの聴きどころはたくさんあるのですが、私が特筆したいのは、まず「skip」という曲です。この曲はインストナンバーで、じつに13秒という超高速駆け抜けナンバーなのですが、この曲にロンリーの説得力が表れているように感じます。ギターからはじまり、ドラムが加わり、ベースが加わる、非常にシンプルな構成かつ2コードで瞬間的に駆け抜けるこの曲。この曲を初めてライブで聴いた時、ギターの爽やかなイントロが鳴った瞬間、ココロ踊り、ドラムとベースのグルーヴに体を揺らしているうちに、数秒後には終わっていて、なんというか、普通の感覚でいえば「え?もう終わったの?なんか曲の構成間違えて演奏やめたのかな?」なんて思いそうなものですが、いまの演奏はたしかにバンドが「1曲」を演奏し終えたのだという完全な説得力を放っていて、貫禄すら感じるというか、とても心地よく感じたことを覚えています。「ナパームデスmeetsビーチボーイズ」というか、「ファストコアmeetsインディーロック」とでも形容したくなるこの楽曲は、ロンリーの特色が端的に表れた曲として、重要な曲だと思います。

 

そしてアルバム後半9曲目に配置された「うみのあじみ」。この曲は「楽しいvoid」とも通ずるような、どことなく影のある、夏の終わりのなんともいえない寂しさというか、空っぽな感じを表現した楽曲で、所謂「切ない」という感覚を音と言葉にしたらこんな感じなんだろうなという。「モノクロの昼寝 僕もう起きるね カーテンひらり 暗い部屋に一人」(うみのあじみ)この一節なんてもういっそ国語の教科書とかに載ったらいいのに…。

からの10曲目、「スケボー」。

この曲を初めて聴いたのはたしか京都でのライブだったと思います。

この曲のすばらしさなんて、もうどうやって表現すれば良いか皆目見当つきませんが、個人的な経験に置き換えると、高校生の時分に思春期特有のユーウツな気分で実家の屋根の上に寝そべりながらbloodthirsty butchersの「未完成」を聴いていた頃の切ないキモチが近いかもしれません(伝わらないことはわかってます!それぐらい、言葉にはできないんですね…)。ほぼフロアタムのみで朴訥にリズムを刻むドラムも楽曲のもつイメージに広がりをもたせていると思います(繰り返しますがエラそうなこと言ってすみません)。

 

ふう…もしここまで読んでくださった方がいましたら、いったんこの辺りでお礼を申し上げます。あざっす。

えーーーーーっと、もう少しだけお付き合いください。ぼちぼちお疲れと思いますのでビアーでチアーでもしながらお目通しいただけたらと。私もそうします。

 

5. ロンリーのライブ、まじ良い

 

よし、うん、次にライブ演奏について、少しだけ触れさせてください。

 

ロンリーのライブは言うまでもなく、だいたいいつ観てもカンドーするのですが、先に触れた7インチ「楽しいvoid」収録曲を演奏しはじめた辺りから、バンドの音が放つ「キラキラ感」みたいなものが加速したように感じます。特にギターの音色、自分はギターやエフェクター等の機材の知識は皆無なので、よくわからないのですが、おそらく特別なエフェクトをかけたりとか、そういったことをしているワケではないように思いますが、妙にキラキラしているような気がしておりました。ロンリーの曲には所謂ギターソロのようなパートはほとんど無く(というかたぶん全く無い気がする)、ギターはいたってシンプルというか、単純なコードや単音で構成されているのですが、独特な「間」があって、これはロンリーの演奏全体にも言えますが、オリジナルな魅力を感じます。

 

次にドラムですが、はまい氏のドラミングはこれもう唯一無二、彼以外だれも叩けましぇん。「技術的には未熟かもしれないが、オリジナルなドラミングだ」とか陳腐な表現は不毛。そんな単純な話じゃない。このドラム以外ありえない。よくライブで感情の入った演奏を「(ドラムを)顔で叩く」とか「(ギターを)顔で弾く」なんて風に言いますが、はまい氏に関しては「全存在で叩く」とでも言いたくなるくらいの汗臭さを感じます。

 

そしてそして、ロンリーのサウンドを音楽面でがしっと支えているのは、ごく私見ですが、青木氏のベースラインだと思います。「ぱらいのいど」等のベースラインがメインで進む曲はもちろんのこと、あらゆる楽曲で、シンプルだけどしっかり奥行きを感じられるベースライン、これが曲のイメージに広がりをもたせていると思います(ごくごく私見です…エラそうなこといってすみま…)。

 

ボーカルについては語らずとも。ロンリーの楽曲はメロディがすごくポップだし、シンプルでカヴァーとかしたくなりがちな気がするのですが、絶対にあの声、歌じゃないとしっくりこないと思います。

 

ただ、ロンリーのライブは、はっきしいって不安定なところがあることは否めません。「でもその不安定さがバンドの魅力なんだ!」とか、安直なことを言うのは失礼だし気がひけるのですが、でもまあ、そういう不安定で刹那的な魅力をロンリーが持っていることは否定できないと思います(ライブによっては、メンバーがアルコールをオーバードーズした結果、たしかほとんど声が出なかったり、演奏も止まったりするような場面も目撃したことがあります。ありますが、だから何)。

 

また、ライブ時のMCや曲間の雰囲気も、あれはもうなんというか…、会場を一瞬で「ロンリーの空気」にするというか、最高に味わい深いのですが、まあ、もしも活動再開することがあれば、実際に観に行って感じてみてください。

ロンリーのただのファンである身としては、ライブ開始直前のステージでメンバーが軽く音出しをしているのを聴くだけでなんともいえない「キラキラ感」が放たれていて、グッときていたのですが、これに関してはただのファンすぎて感じ入りすぎていただけな可能性が高いです。

 

6. おわりに

 

ふう…、はい、ここまでこのような長文かつ駄文にお付き合いいただき本当にありがとうございました。ぼちぼちな感じで終わりに向かいます。

 

というか、こんな勝手な私見を垂れ流して、メンバーの目に触れたら、ブチギレされたりするくらいなら良いのですが、ちゃんとドン引きされて「あいつ気持ち悪いな…」と敬遠されやしまいかとかなり焦りながら、いや実際かなり気持ち悪いよな…と震えながら、いやそれでもアルコールの力を借りながら、えいやっ!と公開に踏み切りました。いや、各方面の皆様ご容赦ください。

なんだかロンリーがただの伝説になってしまう前に、なにかしらまとまった文章を残した方が良いのでは!?という独りよがりな勝手な思いからタイピングをはじめ、気がつけばダラダラと文字数だけが膨らんでおりました。

 

いや、うん、疲れたし、これにてテキストを閉じようかな。。。終了じゃ!

 

あーーーそういえば今思い出したけどロンリーの活動休止前ラストライブでみたハスキングビーよかったなー。あん時アルバム買えばよかったなー。

 

ではでは、あざしたーーーーーーーーー。

 

2021年7月

folksのドラム

 

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「 “あたたかい” リリースライブに関する覚書 

師走オブ2019 」

 

 

うーーーーーーーーーむ、いやはや師走っすね。

本年2019年はアルバムをリリースし、いろいろとありがたい評をいただいたり、リリースライブでわずかながら各地をまわらせていただきました。

そのうち何かしらの形で文章に残したいなーーーと思っておりましたが、日々のアレやコレやソレやに追われているうちにはたと気が付くと師走もしわす、ギリギリいっぱいになってしまいました。

 

文章を推敲する余裕があまり無いので、リリースライブなどを振り返った印象を箇条書きにしました。書かないよりはマシかな!の心持ちで、雑文に仕上がっております。かなり断片的な印象ですので、失礼があったり、ここで触れていないバンドや事柄なども多々多々ありますが、関わってくださった方々すべてにビッグサンクス!ということを大前提として、ご容赦ください。

 

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2019年2月9日(土)

 

folks " あたたかい " release party

@高松TOONICE

 

w / OFF-END / kinder walls / InterestingResults / cats in a bowl

 

・前日2/8に「あたたかい」リリース、リリーライブ一発目。

 

・ありがたいことにCDけっこうな数売れた。

 

・InterestingResultsの風貌と繊細なうたが印象に残った。

 

・kinder wallsが「folks企画にお客さんとして行ったこともあり、共演できてうれしい」というようなことをMCで話してくれて、とてもうれし恥ずかし(朝帰り)だった。バンドやっててよかった。

 

・OFF-ENDまじかっこよかった。ベースボーカルの方が音楽愛にあふれたとても気さくな方で、打ち上げでcapn jazzの話などした。

 

・cats in a bowlはわれわれから誘って出演してもらった。打診後、異常な速さで出演を快諾してくれて頼もしかった。だし、やはり曲も演奏もメンバーの感じもグッとくる。なんとなくラフでローファイなイメージでみられがち(な気がする)が、じつは演奏はとてもしっかりとしている。だし、曲が良い。演奏が良い。岡山が誇る良バンド。

 

・打ち上げで井川社長と少しばかり作戦会議などし、壊れたホテル熊本さんとはナンバーガールの話などした。

 

・岡山のマドベのメンバーからCDRをもらった。すごく良かった。

 

・昼はたぶんうどんを食べた気がする。打ち上げではお寿司をいただいた。

 

 

4月7日(日)

 

STANDING BEAR vol.24

@福山 LIVE VENUE 5¢(明治館)

 

w / slydingman , anticlock wise , Balium , ぶちゾンビーズ , Sour thought

 

・明治館のアイコさんにお願いして、出演させてもらった。明治館ではいつかライブをしたいと思いながら、ずっとタイミングが合わなかったので、ようやくという感じだった。それこそ7年前くらいに、hana to yumeを観にいったことがあり、たしか一番手がanticlock wiseで、初めてみたけどすごくかっこよくて、広島にこんなバンドおるんやーっておどろいた、記憶。あと岡山のケッチを初めてみたのもじつはその日だった。hana to yumeはいまでもたまに聴いてる。hana to yumeの作品群は紛うことなき天才の仕事だと思う。やましたくん、お元気ですか?話がそれた。

 

・この日は九州のslydingmanのレコ発でもあり、初見だったがすばらしいパンクロックで、アルバムを購入した。Sour thoughtは以前にライブに誘ってもらったことがあり、メンバーの方と話したりした。東京スーパースターズのTシャツを着用していて、ナイスだった。

 

・ライブ前に古本屋に寄った。

 

・昼はハンバーガー屋に寄った気がする(広島じゃなかったかも)、翌日が月曜なので、打ち上げは参加できず、夜はサービスエリアとかだったかな。

 

4月27日(土)

 

TOONICE presents "kill your soundfest”

@高松TOONICE

 

・高松でのサーキットイベント、4会場くらいだったかな。われわれはTOONICEに19時頃の出演だった。

 

・初めて観れた台風クラブ(最高)、ヤングパーソンクラブ(泣きそうになるくらい感動した)、キングブラザーズ、manchester school(相変わらず最高)、Gremlin(相変わらず最高)、InterestingResults(ライブみるの2度目、メロディおぼえてきた)、壊れたホテル(心地よさ)、やっほー(むしろ腹たつくらい最高)、TILL EWING(くそかっけー)などなどが印象に残った。

 

・kinder wallsのメンバーがTシャツを買ってくれた。

 

・昼はうどん、夜はテキトーに各自だった。

 

5月12日(日)

 

folks " あたたかい " release party

@徳島bar txalaparta

 

w / Interesting Results , SANO-P , ポッポ , BACON WOODBASE

 

・徳島bar txalapartaはけっこう独特な場所で、おもしろかった。

 

・Interesting Results(リリースライブ期間最多共演、ライブみるの3度目、歌詞もメロディも口ずさめるレベルでおぼえてきた)しっくりきた。

 

・SANO-Pがわれわれのことを認識してくれており、レコードを買ってくれ、けっこう話した。訥々とした弾き語りで、じんわりとした。彼は今年度の働き方改革の関係で、職場で年度初めに有給日が決まっており、このライブ翌日が休みだと、そうMCで話していて、うらやましかった。

 

・BACON WOODBASEいろんな意味でヤバかった(書いちゃう)。ポッポ気になるフレーズけっこうあった。

 

・ごはんについては失念、たぶんサービスエリアとか。

 

5月18日(土)

 

「種を蒔く人」vol.3

@鳥取strawberry fields

 

w / semi , turncoat , airbag

 

・strawberry fieldsは最早ご近所という意識。じっさい岡山市に行くより近い。

 

・企画名が表すとおり、semiの方々いわくメロディックパンク不毛の地(?)で「種を蒔き」続けているその姿は熱いものがある。

 

・アルバムリリース後はじめてTURNCOATのライブをみた。仕上がり果てていた。物販でパッチとステッカーを購入した。

 

・打ち上げに参加、やはりご近所なので、津山シーンについてかなり詳しいバンドマンがおり、けっこういろいろ話した。

 

6月8日(土)

 

" トーキョー・ハルシオン・ダイジェスト "

@新宿NINE SPICES

 

w / HALFMUST , Eupholks  , forbear , Goodbye Gangsters , HELLO HAWK , hinotoris , しゃっく

food / ノザワBAKE , 六角橋オルタナティブキッチン

 

・初の東京ライブ、われわれメンバーはいわゆる都落ちを経験しており(地元に帰る前みんな東京に住んでた)、やはり特別な想いがあった。なんだかんだいって、「東京」ってやっぱり特別な場所DA.YO.NEーーーっていまさら思う(一括りにすることの雑さは踏まえた上で)。

 

・HALFMUSTのイセさんにお声がけいただき、ようやく共演できて熱かった。イセさんとは数年前から共通の友人(元気だろうか)を通じてやりとりはあったのだが、いろいろタイミング合わずなことが多かった。どのバンドも良かったが、一様に演奏力が高く、田舎者としての被害妄想からかクオリティの高いバンドばかりに感じられ、挙動不審に陥った(キョドった)。eupholksの音楽がクオリティ高すぎで、歌、英語の発音とかも巧すぎた。HELLO HAWKと共演できたのも個人的にかなり感慨深かった。

 

・東京時代の友人が見にきてくれて嬉しかった。出番後はバタバタしてあまりゆっくりは話せず残念だった。

 

・アルバムジャケを撮影してもらった上本さんが来てくれて、頼もしかった。カメラマンの町田さんという方がわれわれの動画を撮影してくれて、バッチリな感じでありがたかったので、後日ユーチューブにアップした。

 

・飛行機で行って、昼は適当にして、夜は宿の近くにあった鳥貴族へ行き、珍しくメンバー三人ともお酒をのんだ。翌日は地元の同級生が経堂でやっているBARへ行ってのみ、連泊する者はし、帰る者は飛行機で岡山へ帰った。

 

・新宿の模索舎へ行ってみたかったけど、時間がなかった。

 

・ベース山本がベースをタオルケットでグルグル巻きにして梱包していたのがなんか可笑しかった。

 

6月29日(土)

 

folks presents " local rulebook ”

@岡山PEPPERLAND

 

w /  THE T.V. DINNERS , TURNCOAT , HALFMUST , REVOLUTION FOR HER SMILE

 

・じつに久方ぶりのfolks企画として、THE T.V. DINNERS 、TURNCOAT 、われわれの合同レコ発としてブチあげ、スペシャルゲストとして横浜からはHALFMUST、岡山シティーからはレボハーを召喚した。まさかのジローさん(沖島二朗さん)のドネーションライブと重なり、普通にそちらも観に行きたかったが、結果的にハシゴしてくれたりした友人もいて、全体的に楽しい日にできたと思う。言うまでもなく全バンドすばらしい演奏だったが、HALFMUSTが東京でみたときよりもさらにグッと入ってきて、すばらしかった。

 

・打ち上げでHALFMUSTのメンバーの妹さんがRNC西日本放送の女子アナという事実を知り驚愕した。

 

・打ち上げは中村食堂というところにオードブルをお願いした。

 

7月14日(日)

 

somehow / endgame study presents

"Hooray For Humans Vol.1"

@松山 星空JETT(愛媛)

 

w / somehow , endgame study , SPACEGRINDER。, 巨根トライアングル , modak

 

・愛媛は数年前にakogareというすばらしいバンドにお誘いいただいて以来。今回はそのakogareでギターボーカルを担当していた坂東さん(現somehow)と、こちらは初めましてのendgame study金本さんにお誘いいただいた。最初に坂東さんから連絡をいただいたとき、これまでの活動が繋がってる感じがして、まずうれしかった。ex.akogareのベーシスト、ウエムラさんもmodakとして出演しており、久々の再会。somehowはすごくピュアなパンクロックで感動したし、初見のSPACEGRINDER。氏はいわゆるノイジシャンで、これもかっこよかった。ノイズなんだけど、現場で聴いてると不思議と全体の流れというか、起承転結のようなものがあり、ココ!ってところで音が止まって演奏終了ーーあざしたーー、って感じが心地よかった。

 

・初見の巨根トライアングル。まじかっこよかった。バンド名や半裸のボーカルスタイルに惑わされるな!じつはライブ前にギターの方を街でお見かけしていたのだが、謎の海外女性アイドルみたいな写真(後にブリトニースピアーズと判明)がファンシーにプリントされたTシャツをズボンにイン&謎に袖をまくり、ハットを被ってよくわからないスニーカーを履いた妙な雰囲気をまとった男性で、「この方はどっちなんだろうか…、一見完全なナードスタイルにもみえるが、ショルダーバッグの感じや目つきからしてじつはアート寄りのオシャレな方の人では…?どっちだ!」と思っていたら、巨根トライアングル。のライブが始まるとその方がギターを弾きはじめたので、なるほど!と妙に合点した。そしてすばらしくストレンジかつキレのあるギターワークで、一発で引き込まれた。終演後少し談笑した。今回のリリースツアーで共演したバンドの中で一番印象に残ったかもしれない。またライブがみたい。

 

・打ち上げに参加し、いろいろと話した。

 

8月3日(土)

 

THE T.V. DINNERS presents " Dinner vol.1 "

@鶴舞 Bar Ripple(愛知)

 

w / THE T.V. DINNERS , Dirty Satellites , fish

 

・ありがたいことにTHE T.V. DINNERSにお誘いいただき、Dirty Satellitesレコ発に混ぜていただいた。地元でみるT.V.DINNERSの演奏はすばらしかったし、ダーサテとの共演も感慨深かった。そして初見のfishも最高だった。ボーカルの方がある曲のあるパートでカウベルを叩いていたが、出音的には全く聴こえず(ベースとドラムだけになる箇所とかそういうところでもなかったので)、「これ意味あるのか?」というありきたりな疑念が頭をよぎったが、ボーカルの方の飄々としながらも確信を秘めた佇まいから、これは絶対に必要な音なのだということが伝わってきた。あとドラムがすばらしかった。ライブ後にドラムの方に話しかけたら、Emitationというバンドもやっているとのことで、そのメンバーの方とも少しあいさつを交わした。失礼ながらそのバンドのことは知らなかったが、後日調べて聴いてみたらすごくかっこよかった。

 

・会場のRIPPLEの店長さん(なのかな?)も雰囲気のある方でフランクな感じでやりやすかった。

 

・ライブ前に大学時代からの先輩夫婦が会場に遊びに来ていて、おどろきながら談笑したりした。

 

・名古屋在住の大学時代の同級生がわざわざ観に来てくれ、うれしかった。

 

・当日は猛暑日であったが、行きの車内でまさかのエアコン故障が発覚し、急遽サービスエリアで保冷剤を購入、各自首元や背中に当てながら酷暑の車内を耐えるというナゾ苦行の末、熱中症一歩手前で名古屋にたどり着いた。愛車点検まじ大事。マジメに反省した(翌朝イエローハットで直してもらった)。

 

・ライブ前にstiffslackに立ち寄り、新川氏にあいさつしたが、われわれリリースコメントまで書いていただいているのに、手土産の一つも準備しておらず、そのことは未だに少し後悔している。また来ますーーとか言いながら、ちゃっかりおススメの名古屋メシを教えていただき、昼はあんかけスパゲッティなるものを食した。夜は中華屋で打ち上げに参加した。

 

・翌日ずっと行ってみたかったON READINGに立ち寄り、物色した(となりのギャラリーでは横山裕一の展示が開催されており、フラッと入ってきたおじさんが作品を購入していた)。

その後ショッピングモール的なところに入っている「矢場とん」にいこうとしたが、着いてからその施設には入っていないことが発覚し、適当なお店で味噌カツときしめんを食べた。

 

・エアコンの効いた車内で快適に帰路に着いた。

 

 

以上とりあえずそんなところかなー。また思い出したら追記します(たぶんしません)。

 

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2019.6.29

folks pre. " local rulebook " 

《 開催のおしらせ 》※終了

 

インターネットをご覧の皆さま

 

おはようございます。こんにちは。貴方だけこんばんは。悲しみよこんにちは。

 

初夏すねーーーー。最近平日の夜はお酒を飲みながら気づくと寝落ちしてしまうことが多く、少し前はこんなことなかったなーー、なんて、加齢なのかなんなのか、相変わらずショボショボ生活しております。

 

えーーーーっと、

folksです。

 

来たる2019年6月29日、土曜の宵に素敵な催しを企てておりますので、おしらせさせてください。

 

本年2019年、愛知・三重を拠点に活動を続けるTHE T.V. DINNERS、四国のTURNCOAT、僭越ながらわれわれfolksの3バンドがアルバムをリリースしたということで、この度合同トリプルレコ発(CD発売記念ギグ)岡山編を執り行います。

 

そしてスペシャルゲストとして、横浜は白楽からHALFMUST!!初来岡です。最高。

 

地元岡山からは少し前まで大学生っていう印象だったけど気づいたら立派な社会人バンドと化しているREVOLUTION FOR HER SMILEがぶちかましてくれます。(いま書きながら初めて思いましたが「社会人」って言葉ちょっとヘンな感じしません?日本人、ドイツ人、アメリカ人、宇宙人、社会人)

 

以下、催しの詳細になります。

 

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2019629日(土)

 

folks presents " local rulebook ”

@岡山PEPPERLAND

 

w /  THE T.V. DINNERS(愛知・三重) , TURNCOAT(四国) , HALFMUST(横浜) , REVOLUTION FOR HER SMILE(岡山)

 

open 18:30 / start 19:00  adv:¥2,000 / door ¥2,500

 

ご予約  folks979899@gmail.com

 

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⚫︎ THE T.V. DINNERS(愛知・三重) 

 

活動休止期間を含めると20年近い活動歴にして、フルアルバムとしては初となる待望すぎるファーストアルバムをリリースしたTHE T.V. DINNERS。音や言葉の説得力がすさまじいです。ニューアルバムに関して、個人的なハイライトは「ホワイトシティ」という曲ではないかと勝手ながら思いました(個人の見解です…①)。本作の中でも特に繊細な印象のこの曲は、今年3月ごろ、季節外れの積雪によってホワイトシティと化した岡山県北部地域、つまり地元近辺を車で走りながらよく聴いておりました。それと「UNWOUND」という曲名にも心くすぐられます。

 

いやあ、THE T.V. DINNERS、約2年半ぶりの来岡になります!一緒に感動しましょう。

 

⚫︎ TURNCOAT(四国)

 

今年ニューアルバム「My dear ex…」をリリースしたTURNCOAT。

どこかのどなたかのレビューで、「TURNCOATは凛としている」というようなことが書かれてありましたが、激しく共感しました。どこまでも「誠実で頼もしいパンクロック」だと思います(個人の見解です…②)。

また先日友人と話していたのですが、その友人が「TURNCOATのライブは出音が半端ない、仕上がってないTURNCOATをみたことがない。常に仕上がり果ててる。」というようなことを話しており、それにも激しく共感し、盛り上がりました。また今作のMVもすばらしい出来で、拳を振り上げたくなります。

 

⚫︎ HALFMUST(横浜)

 

HALFMUSTを知ったのはもう4年くらい前かなあ?ある日友人の某バンドマンから突然電話がかかってきて、「TOONICE/impulse recordsの井川さんからHALFMUSTってバンドの音源もらったんじゃけどfolksとバチバチっすよ。めっちゃ良い。今日ペパーランド来る?CD貸すわ。」と言われ、その日eastern youthのライブをペパーランドに観に行った際にCDを借りて、聴いたら「最高…」、後日ライブ映像とかも見たら「ちくちょう…めっちゃ良いやん…」となりました。ギターボーカルの伊勢さんには、folks/レボハーのスプリットをディストロしていただいたり、この2年くらいで共通の友人を介してやりとりしていたこともあるのですが、先日東京での企画にお誘いいただき、ようやく共演できました。HALFMUSTの奏でる音楽はギターギターベースドラムが絶妙な抜き差しのバランスで成り立ってる感じがしていて(個人の見解です…③)、必見です。伊勢さんの書く歌詞も不思議とスッと腑に落ちてくる独特なニュアンスがあり、グッときます。良いなあ…。

 

⚫︎ REVOLUTION FOR HER SMILE

 

通称レボハー、オカヤマシティメロディックパンク。年齢は離れてるけど、盟友とよばせてください。この数年でのメンバーの生活環境の変化により、時にヘルプメンバーを起用してのライブや、ソロライブなど、音楽愛ゆえのフレキシブルな形での活動もみられる。この日はフルメンバーでのレボハー。われわれ自身ライブを観るのが少し久しぶりのレボハー、楽しみです。

 

⚫︎ folks

 

オルタナティブモッシャー協会岡山エモーティブ支部 支部長

 

※なお、当日はCRAZYMAMA STUDIO(ママワン)にて沖島二朗さんのドネーションライブが開催されており、岡山の皆さまにおかれましてはハシゴ大歓迎です!(サーキットイベントみたいな考え方をすればなんとかいけませんか!)

下記が当日のタイムテーブルになりますので、ご参考にどうぞ。

 

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2019年 6月29日(土)

folks pre.タイムテーブル @岡山ペパーランド

 

18:30 開場

 

19:00-19:30  R.F.H.S

19:40-20:10  TURNCOAT

20:20-20:50 HALFMUST

21:00-21:30  THE T.V. DINNERS

21:40-22:10  folks

 

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以上、

 

皆々様ご多忙の折恐縮ですが、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

楽しみましょう!

 

folks

 

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「 あたたかい 」のこと

 

~燃える、想い編~

 

われわれfolksの遅咲き1stアルバム「あたたかい」について、蛇足を承知で少々。。。

 

まずアルバムタイトルは、極々初期に作った曲名を採用しました。

 

当時ギターボーカルとドラムは大都会東京にて鬱屈とした日々を送っており、ぼちぼち地元に帰ってバンドでもやろうやーというノリでスタジオで曲作りに励んでおりました。千歳烏山の安価なショボいスタジオだったと思う。懐かしいなー。

 

その時はもちろんバンド名とかも無く、ライブをするツテもなにも無く、ただ鬱々とした想いをスタジオで過ごす時間に垂れ流しておりました。

 

いつかバンドが形になったら、件の「あたたかい」を初期の名曲みたいな感じで特典CDとかに入れようやーみたいな話をしていたことを昨日のことのように、ではなくガッチリ7、8年前のこととして今思い出しています。

(その曲は未だ未完成です)

 

アルバムインフォにも少し記載してありますが、folksではメンバーが生まれ育った地元の空気や、田舎特有の退屈さや窮屈さ、やりきれない想いのようなものを、拙い演奏と日本語とで表現することをコンセプトにしており、今回のファーストアルバムではそのコンセプトに忠実に、またそれを(思い切り)全面に打ち出しました。

 

ただ、あくまで客観性を保って、過度に感情的なベタッとした表現は避けたつもりです。

ローカル感は打ち出しながら、自己満足で終わる表現にはしたくなかった。

言い方がむずかしいですが、おれたち田舎でもがんばってるぜ的なポーザー的なあざといローカル感だけは避けたいと思って作ったつもりです。

(この辺りの意図が成功しているとしたら、ジャケット写真を撮影していただいた上本里恵さんの素晴らしいセンスによるところが大きいと思います)

 

身近なあの人やあの人やあの人はもちろん、

どこか遠く離れた場所で生活する、名前も知らない、出会ったことのない、出会うこともない誰かの、日々のささやかな生活の一部に、ぼくらの音楽が少しでも入り込めたなら、それってごっつステキやん…。

 

バンドを始めた当初から、いつか徳島TORIGORO(かのチャットモンチ―御大が歴史的激盤「Awa Come」を録音したスタジオ、またthirsty chords先生も御用達)でアルバムを録音して、四国のImpulse recordsからリリースする。これが目標でした。

ありがたいことにImpulse records CEOの井川さんがリリースを快諾してくださり、「あたたかい」を発表することが出来ました。

 

リリースから一ヶ月余りが経ち、傍目から見ればささやかかもしれませんが、自分たちが思った以上に反応があり、ありがたい限りです。

やはりImpulse recordsからのリリースということが大きいのではないかと思い、改めてCEOの井川さんには頭が上がりません。いやほんと皆さんありがとうございます。

 

たぶん、

 

自分たちが出演する規模のライブでも、ほんとに純粋に音楽が好きで1人でみに来てて、感想とかもだれにも伝えずに、1人で帰っていくお客さんも1人くらいはいるはずで、そーゆー人はSNSとかもやってなくて、でもイベントやバンドに対して当然いろいろ感じて思うところもあって、なんか帰り道でいろいろ考えたり、生活の中でこないだのあのバンド良かったなーとかダサかったなーとか考えてくれてるはず。そーいう「1人」にだけは恥ずかしくないようにしていていたい。

 

よくわかんない「みんな」じゃなくて、

 

たくさんの「1人」に届けば、なんか、ごっつステキやん…

 

はい。

 

といったところで、

 

バンドとしては、いつになるとも知れない次の音源に向けてマイペースに曲作りを始めており、今後のfolksがどうなるか、引き続き気にかけていただけると幸甚の極みおじさんです。

 

それではまた、路上で会いましょう。

 

「路上で会いましょう」って台詞、かっこよくないですか?

 

2019年3月

 

岡山県北部過疎地域代表

folks

 

" songs for all alone "

 

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「 folks 2018 august 12 → 18 」

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シークレットサマーが終わる頃に ぼくらは新しい生活を始め出すよ

どうだい? そっちの様子は

 

走っても戻れない景色

 

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「 folks 2017 september 18 → 24 」

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  優柔不断術  / 流動体について /  FLEXI

 

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2016年のおわりに

( エンドオブ 2016 for folks )

 

今年は主催企画を2つやったり、相も変わらずステキなイベントにばかり出演させて頂き、ワルクナイヨワルクナイでした、が、

2016年の暮れにかけて諸事情あるのかないのか、活動が停滞してきたのがどうにも、もどかしい一年でしたね。

いや大変お世話になりました。

 

いやーーーーーーー

 

▼ 印象に残ったこと2016(順不同&いま思い出した範囲で)▼

 

bed oneman show @Urbanguild

(演奏 & 客)

 

illil last tour @津山K2

 

folks pre. bed “ via nowhere “ release tour 岡山

(演奏 & 客 & 某ダブルブッキング

 & 某しんたろーくんと某あやかちゃんのとても誠実な対応に救われたこと)

 

THE T.V. DINNERS

鳥取場所(with folks)→ 岡山場所(folks drums pre.)

 

「この世界の片隅に」について、話したこと

 

センパイに借りたCDにまちがえて入っててたまたま聴いたAlabama Shakes 「sound & colors」に3周目くらいからめちゃハマってリピートしたこと(こーゆうたまたま感大事)

 

451books pre. 「イチョウ並木の本まつり」

ならびに、そこで知った森田晃平さんという方の著作物&佇まい

 

「METEOTIC NIGHT 岡山 」

特にフロアステージでみたSKIZOPHRENIA! , THE NOUP , Test Pattern

 

むかしは正直よくわかんなかったけど今はスタジオライブがいちばんテンション上がっていて、(それが良いことなのかどうかわからないけれど)演奏するのも観るのもスタジオライブが最高だと思っていること

 

徳島のbowsの才気ほとばしるユース感

 

小沢健二「魔法的」@zeppなんば大阪

(新曲すばらしかった & bowsのフクタくんは少しだけオザケンに似ていると思う)

 

bigcity

 

大阪HOKAGEで共演した際のcats in a bowlの演奏

 

thirsty chords

サースティコーヅ

さーすてぃこーづ

 

she said 「 Ducts and Screen 」

 

スケラッコ「盆の国」

 

bloccoliの現役感

 

宇多田ヒカル

 

ロンリーpre.「やみよのさくせい」で初めて聴いたときの ” ヤングリーフ ”feat.やけのはら

 

とかとかとか……………

 

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昨年末の記で、2016年はアルバム制作するてゆってて、できませんでした。

できない、じゃないすね。やりませんでした。かっこわるい。

 

2017年になっても、仕事したり家庭のことばっかりやって、言い訳にして、なんにも進まなかったら…………

 

あーーーーーーーーーーーーーー

 

2016年末

 

folks

 

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 2016.10.23

folks / drums pre. " local rulebook " 

《 開催のおしらせ 》

 

秋ですねー、っていうか冬っぽいですよねー。

肌寒くなって参りましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。鍋が美味しい季節になってきましたね。なんか女優とかのわけわかんないブログの書き出しみたいですねすみません…。

 

欲張って鍋の中に市販のおでんセットを入れると、おでんつゆの味が鍋に勝ってしまい変な感じになりますね。アレやめます。

 

さて標題の件について、

まずは以下、詳細です。

 

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2016年 10月23日(日)(終了)

 

" local rulebook "

 

THE T.V. DINNERS(愛知/三重/東京), TURNCOAT(愛媛/高知), aaps , REVOLUTION FOR HER SMILE

 

folksは出演しません。ドラムの個人企画となりました。)

 

@岡山CRAZYMAMA STUDIO

open:18:30 start:19:00 ¥2,000

 

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90年代から活動を続けるTHE T.V. DINNERS、

皆さんのように詳しくありませんが、いわゆる「エモ」とか「ポストハードコア」なんていわれる音楽の、日本国内におけるレジェンド的な存在だと思います。

ですが、ぼくらがTHE T.V. DINNERS(以下 T.V.と略記させて頂きます)のことを知ったのはほんの2、3年ほど前、バンドが再始動してからのこと。

 

ある日岡山のレコードショップDIGDIGにて店主の小野さんに勧められ、「ZANKYO」を購入。聴いて、ドキュメントDVDをみて、そのヒリヒリとした音や佇まいに完っっ全に「まじか…」となり、完全なる憧れを抱きました。

 

それから1年ほど経ってからかな?

これまたDIGDIGにて、一冊のzineを頂きました。

T.V.のインタビュー記事が収められたその冊子は「awkwardkidz issue」というタイトルで、何年ぶりかの新号、制作者は岡山の方とのことでした。インタビュー記事はもちろん、記事全体に漂う誠実さ、それでいて軽やかな文章と編集、デザインで構成されたそのzineの内容にぼくはとってもカンドーしてしまい、何を思ったか、記載されていたメールアドレスに不躾な感激メールを送ってしまったほどです。気持ち悪いことしてますね(しょっちゅうそんなことしてるワケじゃないですよ(笑))。なにか、それくらい高まっていたのでしょう。。。

 

それからさらに1年後くらいでしょうか。

自分たちfolksとREVOLUTION FOR HER SMILEとのスプリットレコードのレコ発を画策していた際、またまたDIGDIGにて「T.V.誘ってみたら?」との提案を受け、「はい!?いやいや、んなアホな…」と思いつつも、ダメを承知で、「ん~…いっちょやってみっか!」と意気込み、THE T.V. DINNERSに出演のオファーを送りました。その話は残念ながらスケジュールが合わず、岡山ライブは実現しなかったワケですが、またいつか共演できたらな~などと思いながら、いま2016年秋。

 

と、まあなんというか、ざっと、こんな経緯があったワケです。

 

今回、T.V.が中国地方ショートツアーを敢行するとのことで、僭越ながら岡山編を企画させて頂くこととなりました。

folks企画の予定が、メンバーの都合で出演できなくなってしまったため、ドラムの個人企画というカタチになりましたが、folksとしては、前日の10月22日に鳥取編で共演させて頂くことになっております(「鉛色の光」主催の長坂さんありがとうございます)。ぜひとも合わせて足をお運びください!

 

ちなみに、先日久しぶりに件の「awkwardkidz issue」を読み返していたところ、あるコラムの執筆者名にピンときました。

「ホシカワマサミ」さん。

今年9月にfolksがbroccoliジャパンツアー岡山編に出演させて頂いた際の主催の、あのホシカワさんじゃないですか!

コラムには、「awkwardkidz issue」はホシカワさんが以前作っていたzineに影響を受けて作り始めたとの内容が記されており、「あ~~なんかいろいろつながった~~!」と軽くコーフンしました。

 

失礼を承知で正直に言いますと、THE T.V. DINNERS、岡山でそんなに熱心に聴いている人がどれだけいるんだろうと不安に感じていたのですが、なんのことはなく、やはり反響が大きいです。

というか、ぼくらが主催させてもらうとかほんとに恐縮で、昔から熱心に聴いておられる方がたくさんいらっしゃると思います。当日はぜひレジェンドの目撃をご一緒できれば最高ではないかと存じます。

 

確実に見たいという方はfolks、各バンドまでご予約を頂けるとうれしいです。

 

共演は四国からoffseasonとのスプリットも楽しみなTURNCOAT、岡山からはaaps、REVOLUTION FOR HER SMILEが出演してくれます!

日曜の夜ということで、21時台の終演予定です。帰路の電車の時間なんかもそれなりに余裕があると思いますので、近県からもぜひ足をお運びください。

 

以上、整理してみました!ぜひとも!お待ちしております!!しゃっす!!

 

よろしくお願いいたします。

 

folks

 

 

 2016.7.30

folks pre. 《 開催のおしらせ 》

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2016年 7月30日(土)(終了)

folks presents
【 bed " via nowhere " release tour 岡山編 】
w / bed(京都), myex(京都), THE NOUP , PARKMATES(高松)

会場 : 岡山CRAZYMAMA STUDIO

開場 : 18時 開演 : 18時30分
予約 / 当日 2,000円

※当初会場は岡山PEPPERLANDで決定しておりましたが、
岡山CRAZYMAMA STUDIOに変更となりました。

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オルタナティヴモッシャー各位

梅雨の候、オルタナティヴモッシャーのみなさまにおかれましては益々ご健勝のことと存じます。

毎夜のオルタナティヴモッシュ(なんかやるせなくて夜になると一人で音楽とか聴いてむせび泣いたりエアベース弾いたり酒のみながら本読んだりする行為 - folks解釈による - )おつかれさまです。

この度、関西を代表するオルタナティヴロックバンドbedのアルバムリリースツアーを企画させていただく運びとなりましたのでおしらせいたします。

出演は5組。

・bed

ニューアルバムに関して、一聴しただけでは目立たないかもしれませんが、bedはいつも新しい試みを随所に散りばめていて、たたかっているその姿にはいつもいつもグッときます。「プレイバック」曲中の「いつも同じでいることは いつかと同じ 巻き戻してる」という一節には説得力しか感じません。

あとドラムはるちゃんさんの本業と関連して、最近個人的に将棋のドキュメンタリー本がおもしろくちょこちょこと読んでいます。将棋自体にはあまり興味がありませんがすごくおもしろいです。はるちゃんさんとそんな話もしてみたいです。

・myex

bedとおなじく京都のバンド。
昨年リリースされたセカンドアルバム「イェスタディワンスモア」ではファーストアルバムでのモラトリアムなやるせなさを土台に、さらにグッと大人びた切なさを表現しており、特に歌詞における心象描写にはくやしいけど正直ウットリすらします。相変わらず鉄壁のリズム隊によるエゲツないグルーヴに震えたいところ…。
あとは夏本番ということもあり、gt.voのエゲツない発汗量にも要注目!です。

・PARKMATES

高松を代表するやるせなグッとくるメロディックパンクバンド。

ひさびさに歌詞カード読んだら歌詞が暗すぎて最高でした。音楽性としてはbedやmyexとはすこし異なりますが、彼らのもつ独特のやるせなさはオルタナティヴモッシュロックとたしかに通底するものを感じます。というか正直大好きなので、やっと自分らの企画に出てもらえるわ~!というかんじです。インザバス。

・THE NOUP

いやーノープ!先日DOMMUNEにも出演しましたね!しびれた~。

彼らのすさまじさはライブをみないと絶対にわからないと思います(やるせなさは皆無です、ぶっとばされます)。正直、もしかして全員THE NOUPに喰われるんじゃないか…とすら思っています。ワクワクします。dr.vo岡田くん(元野球部主将…だったと思う)のくそほどブチあげていく気合い、ba.清原くんのテンション上がった時に立てる中指、gt.矢野くんの壮絶ギタープレイと「なんか気さくな兄ちゃん」感とのギャップも必見です。すごいぞ!ノープ!

・folks

オルタナティヴモッシャー協会岡山支部 支部長 

 

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ご予約、当日と入場料は同じですが、会場の都合もありますので、なるべく事前のご予約をいただけるとうれしいです。

以上、皆々様ご多忙の折恐縮ですが、たのしい土曜となるよう、何卒ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

しゃっす!!!!!!!

 

 

 

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 k-ando.tumblr.com

 

 

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 佐野研、アンタは決してまちがっちゃいないよ

優れたエンブレムかどうかはこれまた別の話

 

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このページのこの雑記欄を目にする人がまずいないであろうことを前提に、

ひっそりとここに書き残しておこうと思って、思うところあって、書きます。

 

2014年のうちにどうしても文章にして書きとめておきたかったこと。

自分のために整理しておきたかった。こと。

 

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「 dOPPOのこと 」

 

京都のdOPPOが、今年の春に解散した。

ぼくがはじめてdOPPOのライブをみてから10年以上が経つ。ぼくがギターボーカルの橋本さんと出会ってから12年余りが経った、今年の春のできごと。

 

後輩的おもいで話ならいくらでもある。

 

大学で初めて橋本さんに会った時、短パンにハンチングでデタミネーションズのトートバックを肩にかけていたこと。そして「fOUL谷口さんの番号知ってんで」と携帯アドレス帳を見せられビビったこと。

toritae前夜に橋本さんと初めて一緒にスタジオに入った時のこと。

ぼくのアパートの部屋で歌詞を書いてたこと。

太宰治でいっぱいのぼくの本棚をみながら、アドリブで歌詞を書いてた。

 

橋本さんが「コンビニバイトの余った弁当いるか?」っつって、正直いらんかったけど、後輩としてチャリで京都駅までもらいに行ったこと。

遅刻してキレられたこと。

dischord音源等の教材によるスパルタ教育。

卒論の相談をしたこともあったな。

 

dOPPOがはじめてtoritaeやher microphone、Zmanを披露したスーのスタジオライブ。びっくりした。

 

dOPPOがはじめてボロフェスタに出演した時、bedの初音源をSEにして、ステージに上がるなりまりこさんがバックの垂れ幕にマジックで「youth never in dispair」と殴り書きしたこと。

ほんとに、それはまるで映画のワンシーンだった。

 

ぼくが大学卒業間近、東京に発つ直前のタイミングでdOPPOのライブがあった。

橋本さんは、「安東君に捧げます」つって「toritae」を演奏してくれた。あの時、ぼくはとっても複雑なキモチになって、どんな顔をすればいいのかどうにもわからなかった。こと。

 

いくらでもある。キリがないくらい。

 

橋本さんは今もあの頃と何も変わらないけれど、あの頃も今と変わらずトガッていて、京都で過ごした大学時代に橋本さんや京都の人たちから受けた影響が自分の根っこにイヤというほど染みついてる。そして当時橋本さんがゆっていたことや、音楽に対する感覚を自分なりに消化できたのはほんとにこの2、3年な気がする。

 

関連して、

 

ぼくは24歳くらいの時、バンドに関わることがすごくすごくしんどくなって、もうバンドをやることはないと思い、その後2、3年くらい、仕事をしたりして、音楽は聴いていたけど、ライブハウスにもあまり行かなくなった。

 

気づけばあっという間に26、7歳くらいになっていて、ふと、京都時代のセンパイや友人がますますかっこよくやっている姿を目にする機会が増え、もう一度、イチからバンドをやりたいと思うようになった。いや正確には、ずっと受け身でバンドをやっていた自分が、初めて、イチから真剣にバンドをやりたいと思った。

同時期に家族のことや個人的なできごとも重なり、岡山県に帰ることになっていたぼくは、地元でイチからバンドをやろうと思い立ち、ひっそり、のそのそと動き出した。

 

地元に帰郷したそのタイミングで、dOPPOの「遠雷」がリリースされた。

ひとり故郷の図書館で、仕事やバンドや実家や明日のことを決めかねながら、イヤフォンから流れてくるdOPPOのメロディーを繰り返し繰り返し何度も何度も聴いた。涙も出ないくらい、まぶしい言葉やメロディーに殺されそうになりながら、繰り返し何度も何度もずーっと聴いた。

 

dOPPOラストツアーの京都公演と同じ日に、偶然自分たちのバンドのライブが京都であった。

 

むかーし、dOPPOのライブと同じ日に、自分が当時在籍していたバンドや、仲の良いバンドのライブが各地であった。後日友人に聞いた話では、その日橋本さんはMCで「今日はぼくらのライブに友だちの顔が少なく寂しくもあるけど、皆それぞれの自分のバンドのライブをしていて、それはとても喜ばしいことだ。」と、そんなことを話していたそう。

 

と、

そんなことを思い出しながら、10年近く経った今の、かっこいい京都のシーンに混ざって演奏した。

 

ライブ後、会場をぬけて京都メトロに駆けつけた時、ステージにはdOPPOがいて、それからアンコールくらいまでの間のことは、なんかほんとによくおぼえてない。

 

今年30歳になったぼくは、幼なじみと一緒にロックバンドをやっている。マイペースだけど、それなりに楽しくやってる。

友だちも増え、岡山にはかっこいい人たちがたくさんいる。

 

the this town橋本さんの前ではまだまだ演奏できていないけれど。

 

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と、こんなことを、一度ちゃんと書いておこうと思って、書いてみた。

 

だれも見てない前提で、なんて言いながらこんなところに書いてしまったのはそれでも、人目にふれる可能性があった方がちゃんと整理して文章にできるかなーと思ったからです(できてるかどーかは別にして)。

ふと人目にふれて恥ずかしくなったら削除します(笑)

 

 

2014年末

folksのドラム

 

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「folksの10月→11月 2014」

「the clock strikes "five"(paume)」

 

 

 

2014年6月21日(土)

folks presents 「local rulebook」主催後記

 

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初主催、

先日ありがたいことに盛会のもと終演いたしました。

 

えーと、何からどう文字にすれば良いのか…、

なんとも言葉になりませんが、とにかく感謝しかないです。

 

MCなんかでもっと上手くしゃべれたら良かったんですが、うなじペロ男こと元パンダ氏こと現三代目J Soul Bro.の方の野次にかき消されながら…、正直助けられながら、全く伝えられなかったので…。

 

まずは予定と時間をさいて足を運んでくれた方々。岡山県内の人たち、地元の友だちやほんとに遠くから観に来てくれた友だちもいて。

あとはペパーランドのスタッフの方々、ちゃんとあいさつやお礼もできていないかもしれません…が、楽しい空間を作って下さってありがとうございました。

 

そして今回快く出演して下さったバンドのみなさん。京都からbed、myex。岡山からはTest Pattern Trill、ロンリー、aaps。本当にありがとうございました。

特に岡山のバンドマンにはほんとにお世話になりました(なってます)。

個人名を挙げるのはためらいますが、

今回宣伝のために企画のサンプラーCDを作ろうと提案してくれたロンリーのしんたろーくん、作成を手伝ってくれたaapsのあさはらさんはじめ、以前から企画の相談を聞いて下さったDIGDIGの小野さんや、今回に限らずちょっと挙げだすとキリがありませんが、岡山の皆さんの暖かすぎるフォローがなければ絶対にこんな楽しい日にはなりませんでした。

 

ぼくらとかまじで良い歳なんですがほんとに経験も浅いし、バンドの人からしてもつい最近顔出した感じだと思います。でもみなさんいつもほんとに良くして下さって、阿呆みたいな言い方ですが、「ミン…ナ…イイ…ヤツ」というか…、本当にいつも感謝しかないです。

 

やばい熱すぎる(笑)消そかな、まーえーか。

 

aapsはほんとセンス良いし、演奏もどんどんかっこよくなってた。ロンリーは相変わらず最高だし、曲の良さに磨きかかりすぎてます。

Test Pattern Trillはもう言葉になりませんでした…、ラストの羽化とか、正直今回いちばん印象に残ったかも…。

myexはリズム隊の鉄壁さ、ツトムさんのベースの異次元すぎるグルーヴはもちろん、曲も歌詞もうたもほんとにすばらしかったです。

bedはもう安定の圧巻…。

 

あとは若干その…、気にしすぎバンドマンとしては、独特の身内ノリというか、はしゃぎすぎてた感じに万が一不快な思いされてる方がいたら申し訳ないです。申し訳ないっていうのもおかしいんですけど、まあなんというか、楽しすぎて、まあ楽しすぎたんでいーかな!恥ずかしかったけど!

 

今回初めて自分らが主になって企画して、こんなに楽しいとは思いませんでした。今回多分に個人的な思いとかあったんですが、まあ観てくれる人には1ミリも関係ないしななどと思いつつも、昔はなんにも考えてなかったので、こんな風に楽しくやれて自分でもおどろいてます。

 

ちょっとこの文章熱すぎて自分でもひくし、まじで調子のってるな…。

 

えーと、あとは今回燃え尽き症候群をかなり恐れてたんですが、昔からお世話になってる方々にも観てもらえて、話せて、すごいちゃんと前向きなキモチになれてます。これでやっと次に進めるなーと。

 

うん、

全バンド最っ高にグッときました!!!あー楽しかった!!!

 

folks

 

2014621()


folks presents
local rulebook
-bed "indirect memories" Release Tour -

@岡山ペパーランド
open/18:00 start/18:30
adv:2000 door:2500

出演:
bed(京都)
myex(京都)
Test Pattern Trill
ロンリー
aaps
folks

 

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2014.6.21 folks presents「local rulebook」flyer

「this charming man」

 

 

「ウェイブ of ミューティレイション」

folks

 

岡山県を中心に活動するバンド。

全員旧美作町出身。

 

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